約 1,950,158 件
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/635.html
906 :名無しの紳士提督:2015/01/31(土) 01 04 11 ID eSis4ALI 905 不幸だわ…… 加賀さんとかクールな人がそういう時に来たらグッと来るね 行動で示してくれたら惚れてしまう そしてついでに鎮守府慰安労働青葉編、投稿します 前以上に「汗」が前面に出てくることに加えて、投稿者の青葉に対するイメージがかなり出てます 要らないシリアス混じってます、前半はエロなのでご心配なく、ではいきます 907 :鎮守府慰安労働:2015/01/31(土) 01 04 50 ID eSis4ALI 「もう寝巻を押し上げちゃってますねえ、このまま失礼しちゃいましょうか」 青葉はしなやかに腰を折ると、そのまま東の寝巻を手慣れた様子ではだけさせる。 浴衣程度しかないために、ものの十秒もかからないうちにソレは青葉の視界にさらされた。 脱ぐ前からはっきりと分かっていた大きさは健在で、思わず青葉の口元が吊り上がる。 先端がかすかに濡れているのは、足に堕ち始めている確証であった。 「あ、青葉……やめ……」 「聞こえませ~ん。では失礼して、それ」 青葉が抵抗を聞き流し、両の足の裏がソレを挟み込んだ瞬間だった。 青葉ごと跳ね上げてしまいそうな勢いで、東の身体が痙攣したのだ。 勢いよく背中を反った勢いで腰が突きあがり、意図せずして皮がひん剥かれてしまう。 一瞬で淡い色の亀頭が露わになり、射精にも似た勢いで先走りが吹き出した。 強烈過ぎる刺激に、思わず東は青葉の足にすがるように抱き付いてしまう。 一頻り痙攣が落ち着いたところで、東は肩で息をしながら頭上を見上げる。 そこにあるのは怪しい笑みを浮かべて見下ろしている東の顔があった。 恥ずかしさに言葉も出ず、自分ですら涙が滲み始めていることに気付いていない。 しかし懇願するつもりの視線も、今の青葉には火に油でしかなかった。 「あ~ぁ、べとべとじゃないですか。これはもうお仕置きですね」 「だ、ダメだ。お題は、やるから、やめてくれ……」 「じゃあ一緒に足も舐めてください。ほら、足も寄せてあげますよ」 再び青葉の足に顔を挟まれ、言葉を失った東の口から力なく舌が這う。 ほんの舌先で、舐めるというよりもなぞるような舌使い。 どうしようもないことを悟ったような、ゆっくりとした動きだった。 続けてそのまま両足が小刻みに動き、東のソレを挟んで扱き始める。 上下に扱き、前後に擦り、時にはニーソックスを擦り付けるように。 密かな練習すらも伺わせる、妖艶で淫靡な動きに耐えることなど無理に等しい。 無論、扱かれているだけではなく、いつの間にか東自身にも変化が訪れていた。 「いつの間にかずいぶん熱心に舐めてますねえ、そんなに興奮しちゃいましたか?」 「青葉……青葉ぁ……」 「可愛いですね。もう青葉の太もも、東さんのよだれでべとべとですよ」 908 :鎮守府慰安労働:2015/01/31(土) 01 05 27 ID eSis4ALI 青葉のニーソックスとブルマの間の太ももは、全体がどこか粘りを伴って濡れていた。 うわ言のように青葉の名を繰り返している東の舌も、もうなぞる動きとは程遠い。 舌全体を太ももに擦り付ける動きは、対象に愛おしさすら感じさせるほど丁寧だった。 時には唇で甘噛みまでしており、お題を拒んでいた東の姿はもうどこにもない。 今の東には理性も自制心も存在していない。 あるとすれば青葉に対する忠誠心にも似た何か、そして堕とされてしまった心だった。 視界を埋め尽くしている青葉の太ももは、逆らい難い誘惑の塊のように見える。 程よく締まりながらも心地良い柔らかさに、人肌特有の呑み込まれるような温もり。 舌先に伝わる青葉の汗の味も甘美なものとなり、いつまでも舐めていたいとすら思い始めていた。 鼻腔に広がる青葉の香り、耳に届く青葉の声も、媚薬のように東の心を溶かしていく。 追い討ちのように自らのソレを扱かれる快感、今の東に「青葉の虜」以外の表現はない。 「や、ん……ニーソの中まで舐めたいんですか? 変態さんですね」 「段々青葉も、気持ち良くなってきてしまいました」 ニーソックスをずらし、東の舌が膝の裏にまで伸び始めたころ。 青葉もブルマの上から自身の秘所を弄り始め、快楽をむさぼり始めていた。 嗜虐心が気付けば青葉の中でも快楽に繋がっており、徐々に足の動きも早くなる。 しゅっ、しゅっ、上下に全体を扱けば、東の身体は細かく跳ねる。 くちゅ、くちゅ、くぐもった水音と共に足裏全体でこねくり回せば、ゆっくりと悶える。 時には指でピンポイントにカリや亀頭を責めれば、勢いよく先走りが吹き出した。 青葉の足の裏は東の先走りでびしょびしょであったが、どちらも気にするそぶりはない。 「うっ、ん、はぁぁん! 東、さん、私も、気持ちいいですぅ!」 いつの間にかくぐもった水音は一つ増えている。 青葉の秘所から響く水音は激しさを増し、我慢の限界か、ブルマの中に入っていた。 ぐちゅり、ぐちゅりと最も大きな水音を響かせながら指を激しく出し入れさせる。 愛液まみれになったブルマの色はすっかり変わり、青葉にも余裕がなくなっていた。 お互いに快感に任せて舐め、扱き、弄り、高まりベッドが揺れるほど激しさを増していた。 「青葉、俺、もうダメだ……!」 「青葉ももう、イきます、来ちゃいますう!」 「青葉、青葉……!!」 「東さん、青葉も、もう……だ、め、で……!!」 909 :鎮守府慰安労働:2015/01/31(土) 01 06 00 ID eSis4ALI 青葉は自らの指で達しかけた瞬間、勢いよく東の頭を抱きかかえる。 東も応えるように力一杯に青葉の足に抱きつき、込み上げてくる快感に備えた。 皮肉にも両者が達する引き金となったのは、二人がぶつかった衝撃であった。 「ああああああ~~!!」 「うっ! ぐっ、あっ!」 勢いよく身体を反らし、ビクンビクンと身体を跳ねさせる青葉。 対照的に身体を丸め、自らの身体を抱え込みながらも腰を跳ねさせる東。 稲妻が身体を駆け抜けるような、すさまじい快感が襲い掛かった。 どちらも放心状態で力なく身を投げ、しばらく動けなくなっていた。 そんな中、先に我に返ったのは東、大きく肩を上下させるほど息が切れていた。 何気なく額に手をやれば、一瞬で汗まみれになるほど大量の汗が吹き出していた。 足元には力なく投げ出された青葉の足があり、黒のニーソックスの面影はない。 自分でも信じられないほどの精液が飛び出し、ニーソックスを白濁に染めていた。 ひとまず自分のソレをしまい、飛散したものの片付けを手早く終える。 すぐにベッドの上に寝転がっている青葉に近付き、肩を叩きながら声をかけた。 「青葉。起きろ、青葉」 「う、う~ん? あぁ東さん。おはようございます」 「寝惚けてる場合か。さっさと風呂に行くぞ、お前だって汗だくのままだろ」 「あ~ん、待ってくださいよう。身体が重いんです~、それに……」 「それに、何だよ?」 東から目を逸らしながら、青葉は気恥ずかしげに口元に手をやる。 今さら何だとため息交じりに聞き返す東の耳に飛び込む、か細い青葉の声。 「ぶ、ブルマがびしょ濡れで冷たくて仕方ないんです」 「自業自得だ。衣笠が帰ってくるまでにシーツも代えなきゃいけないんだ、ほら急げ」 「嫌ですよ~、ねえ~、東さんってば~」 ごねる青葉を引きずりながら、東はシーツを片手に風呂へと急ぐ。 何があっても誰かに遭遇するわけにはいかない以上、自然と早歩きになっていた。 鎮守府に風呂は一つしかないため、お互いにバスタオルを身体に巻いて入浴する。 丑三つ時を回っているため、片方を待っている時間も余裕も存在していなかった。 910 :鎮守府慰安労働:2015/01/31(土) 01 07 03 ID eSis4ALI 「やれやれ、酷い目に遭った。落ち着いたか?」 「落ち着いたも何も、私は事の始まりからいつも通り――」 「あ?」 「わ、わかりました。すいません、謝るので沈めないでください!」 「分かればいい」 髪まで沈むほどに一度だけ青葉を湯船に沈めてから、しばらくお互いに言葉を発さない。 青葉が先に身体を洗い、入れ違いで身体を洗い終わるまでの間。 湯が揺れる音、シャワーを使う音、身体を洗う音、夜風が吹き抜ける音……。 その中には会話はおろか、独り言すら存在していなかった。 そしてそろそろ出ようかと、東が腰を持ち上げようとしたその時――。 「東さん。ジャーナリストが一番やっちゃいけないことって何だと思いますか?」 「ど、どうしたよ急に。そりゃあ捏造とかじゃないのか? お前やってるけど」 「そうでしょうか? 私はある意味、捏造もジャーナリストの形だと思っていますよ」 「……お前の口から出てくると胡散臭さが半端じゃないな。ちなみに答えは何だ?」 「ジャーナリストが自分の記事に対して、感情を挟んでしまうことです」 もう一度ツッコミを入れてやろうかという東の考えは、青葉の横顔にかき消された。 普段から記事を集め、調子に乗っては提督のみならず仲間にも怒られている青葉。 広報を作っているのも遊びのような一面があったが、その横顔は真剣そのもの。 東にではなく、露天風呂から見える月を見上げた表情に嘘偽りは感じ取れなかった。 持ち上げようとした腰を再び下ろして、同じように月を見上げて口を開く。 「それは何だ、捏造とは違うのか?」 「ええ、全く。捏造は悪意に満ちたものもあれば、善意に満ちたものまで様々です」 「やる人間によって変わってくるか、だがそれと感情を挟むってのは一緒じゃないか?」 「少なくとも私は違うと思います」 青葉が腰を上げ、胸から足元までタオルを垂らして身体を隠す。 湯船に腰を掛けながら、髪を耳に掛けながらも言葉は途切れない。 「捏造はある程度その記事がどんな影響を及ぼすか、書いた本人が予測できるものです」 「そうだな。本人が書きたくて書いてるんだから当然だろうよ」 「でも感情に任せて書いてしまえば、誰にも予測できない記事が出来上がってしまいます。 感情に任せてしまえば影響は予測できない、ただ感情に流された情報が事態を歪ませる」 「難しい話だ。ただそう言うってことは、青葉はやっていないんだろう?」 911 :鎮守府慰安労働:2015/01/31(土) 01 07 35 ID eSis4ALI やや声色を明るくした東の言葉に、青葉は視点を落として小さく首を横に振る。 力ないその姿は見ている側すら痛々しく、思わず東が息を呑んでしまっていた。 今まで一度として見たことはない、大破して帰投した時ですら見せたことのない表情。 後悔、大きく顔に書かれているような錯覚さえ覚えさせられる。 小さな涙が青葉の頬を伝ったのが見え、重苦しい雰囲気と共に言葉が続いた。 「けれど、自分で分かっていたのに、青葉は自分の感情に任せてしまいました」 「もしかして、もう何か書いたのか?」 「いいえ、記事は下書きを書いたところで破棄しました。でも今までそんな風にペンを握ったことなんてなかった。 でも青葉は、青葉は……初めて感情に任せて広報を書いてしまうところでした…… 東さん、あなたが鎮守府から離れられなくなるような、記事を……」 「おいおい」 一瞬、怒鳴りつけてやろうかと考えた東の怒りがそのまま呑み込まれる。 重苦しい雰囲気に押しつぶされたせいもあるだろう。 今まで見たことのない青葉の表情に驚いたせいもあるだろう。 どんな言葉を掛けたらいいか分からなくなったせいもあるだろう。 しかしどの理由よりも一番大きな驚きがあったのだ。 「つーか、なんでわざわざ俺がここからいなくならないようにしたんだ? 消えてほしいならお前の持ってる情報ばらまいたら、俺はすぐに殺されそうなんだが……」 青葉が首を横に振る。 東も死にたいわけではなかったが、手っ取り早い方法なのは分かっていた。 「それとも俺の評判を落とすせいか? 俺が艦娘に嫌われれば追い出されるか、まぁ十中八九処刑だと思うけど」 再び青葉が首を横に振った。 肩を上下させ、大きく東がため息をついた時。 今にもこぼれてしまいそうなほど大量に涙を浮かべた青葉の瞳が、東を振り向いた。 先ほどこぼした涙など、今堪えている涙に比べれば無いも同じなほどに。 静寂が包み込んだ露天風呂で、口火を切ったのは青葉だった。 912 :鎮守府慰安労働:2015/01/31(土) 01 08 15 ID eSis4ALI 「あなたを好きになっちゃったからに決まってるじゃないですか……」 そよ風にもかき消されてしまいそうなほどか細い声だった。 切なさに満ちた言葉は、ほとんど離れていない東の耳にも届くかどうか。 そんなか細い声は凄まじい衝撃となって東の鼓膜を貫き、狼狽させた。 「重巡洋艦娘として戦い、広報を書き、提督も女性の鎮守府に舞い込んだ記事の種。 最初はそんな風にしか考えてませんでした、集めた記事だって普段通り扱う気でした。 でも、でも、いつか東さんは鎮守府を離れてしまうって思ったら、止まらなくて……!」 先ほどまでの落ち込み、落ち着いていた雰囲気はどこへやら。 堰を切ったように次から次へと、青葉は抱え込んでいた言葉を吐き出していく。 「鎮守府内で問題を起こしたとしたら、慰安労働の時間が伸びるんじゃないかって…… みんなから嫌われてしまえば、私だけ見てくれるんじゃないかって…… 記事を書いていたところで今日、衣笠が遠征で、独占欲みたいな気持ちに気付けて…… 自分のことしか考えていない記事を書きそうだった自分が恥ずかしくて……」 青葉の口から嗚咽が聞こえ始めたところで、青葉の瞳は大粒の涙をこぼした。 後悔、怒り、悲哀、それだけではない大量の感情の波は東に打ち明けられているのではない。 悪いのが自分であることは分かっているという、どうしようもないジレンマ。 それでも同時に感情に任せ、涙声での最後の一言は、間違いなく東に向けられていた。 「私はジャーナリスト失格です、でも、でも……大好きです、東さん……! この鎮守府の誰よりも、誰よりもあなたが好きです……慰安労働が終わっても…… できるなら、離れたく、ないです」 「……好かれるのはいいけど、なんで俺なんだ?」 「情報を集めてる時から、あなたがどれだけ良い人なのかなんてわかってますよ 夕張さんの件も、浦風さんの件も、長波さんの件も全部知ってるんですから それだけじゃない、あなたがどれだけ優しいかなんてみんな知ってます」 そこまで言うと、青葉はゆっくり立ち上がって小さく会釈をして踵を返した。 こぼれる涙を拭いながら脱衣所に向かう背中は、重巡洋艦としてはとても悲しく小さい。 艦娘としてでも、ジャーナリストとして駆け回っている時の青葉ではない。 恋をしているただの女の子、想いを伝えた一人の少女が見せる後ろ姿だった。 やがて青葉の手が脱衣所の扉にかかった時だった。 913 :鎮守府慰安労働:2015/01/31(土) 01 08 52 ID eSis4ALI 「青葉。ごめんな、そんなに思われてるなんて知らなかった ちょっと無神経だったよ、好かれてる側がこんなんじゃダメなんだよな」 「いいんです、届かないものだって、知ってますから」 「……ごめん。でもな、お前が抱えてた気持ちってすげえ大事なもんだと思う! いや、むしろお前がそう思ってくれてたって分かって、俺は誇らしく思う! 一人の女の子がそんなに真剣に思ってくれるんだって、そう思えるんだ!」 「やめてください。慰めているつもりですか……?」 「違う。上手く言えないけどこれは素直な俺の気持ちで、返事にさせてくれ。 ジャーナリストの仕事も、お前の気持ちも全部伝わった、だから頼ってくれ。 俺はまだ労働期間がある、その間だけでも目いっぱい頼ってくれ。青葉!」 青葉が声を張って言い終わると、足を止めていた青葉が振り返った。 相変わらず涙は流れたままだが、うっすらと柔らかな笑みが浮かんでいるのが見える。 「……バカですか」 「な、なんだとこの野郎!」 「傷心中の女の子に言っちゃいけないこと言っているって気付いてませんね」 「え? あ、それはその、えーっと……!」 「でも、そんな不器用で優しいところ、やっぱり好きです、おやすみなさい」 青葉はそれだけ言って、一度はっきりとした笑顔と共に脱衣所に消える。 東は再び湯船に浸かり直してから部屋に戻った。 好きと告げられた青葉の言葉は、しばらく東の脳に残り続けていた。 しかし翌日から再び青葉の広報が様々な火種を呼んでいるのは別のお話。 今までと何ら変わらない、それどころか今まで以上に広報が起こす火種は大きい。 それでも元気がないよりはいいと思い続ける東に、ジャーナリストは声をかける。 「ども、恐縮です、青葉ですぅ! 一言お願いします!」 +後書き 914 :鎮守府慰安労働:2015/01/31(土) 01 10 29 ID eSis4ALI 以上で青葉編は終了です 青葉って実はかなり思慮深く広報書いてるんじゃないかなと思った結果がこれだよ! 書いてる途中で可愛く思えてきて長くなったのは内緒 ではまた これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/705.html
13 :名無しの紳士提督:2015/10/21(水) 17 36 26 ID 73AMDO0s あらためて新スレ乙です というわけで鳥海のお話を一本投下します 今回も独自設定があります(それも鳥海と関わらないようなネタ) 14 :心を配りきれぬもの、心を配りきれるもの:2015/10/21(水) 17 37 59 ID 73AMDO0s 「水上機母艦、瑞穂です」 私の鎮守府に新しい艦娘がやってきた。 「私がこの鎮守府の提督だ。よろしく」 「私が鳥海です。よろしくです」 俺の自己紹介の後すかさず秘書艦の鳥海も自己紹介した。 「如月と申します。瑞穂さん、あなたも艦娘となる運命の人だったみたいね」 「水上機母艦瑞穂、本名八月一日 瑞穂(ほずみ みずほ)……」 如月も自己紹介したが、俺が言おうとした事を先に言った。 「ええ…」 「私と弥生も本名よ」 「駆逐艦、弥生です。艦娘には艦娘としての名前と本名とが一緒の人がいても珍しくありませんから」 「そうですか……ところで鳥海さんは旧姓は八月一日でしたか」 「は?」 薮から棒な問い掛けに思わず俺は声を出してしまった。 「いえ、私の旧姓は八月一日ではありません。ついでに言うと『とりうみ』でもありません」 「そう……見た目から何となく八月一日という感じがしたのですが……」 見た目から…か…… 俺はかつて出会った一人の女性の事を思い出した。 八月一日という苗字の、鳥海に似た見た目と声の女性だ。 霧の艦との大激戦の折に知り合っていた。 鳥海と八月一日とはとても似ていた。しかも声までそっくりだった。 彼女とは霧の艦との戦いが終わってからは会ってない。 連絡先を知らないから結婚した事も未だに報告出来てないから、 あの時お世話になった彼女達にいつか報告したい。 コンコン 「ん?誰だ?」 「電です。司令官、それに皆さん。パーティーの準備が出来ました」 「パーティー?」 「この前の作戦、第二次SN作戦の成功を記してのだ。瑞穂、君も一緒に来たまえ」 「あ、はい……」 瑞穂の答えは少し困惑気味だった。 「乾杯っ!」 「カンパーイ!」 「ひゃっはあーっ!酒だあ!」 「このお肉おいしいです」 「…………提督、私たちがこんながバカ騒ぎなんてしていてよろしいのでしょうか……」 「一つの区切りとして祝勝会も必要だろう。 これでも近海の守りを考えてパーティーの参加者は限定したさ。 今出払っていてパーティーに参加していない者達には別の形でボーナスでも与えようと思っている」 「そうですか……」 瑞穂が不安がるのも無理はない。水上機母艦瑞穂の運命を考えたら、 こんな事をしてるわけにはいかないと思うだろう。 「ま、心配する事はない。私の艦隊には夜戦をやりたがる者達が多い。 彼女達を信じられるからこそ、今の私達や、平和に生きる人々が安心していられるのだ」 「そう…ですね……」 瑞穂は一応納得したようだった。 「きゃああぁぁっ!や、やめてください!」 鳥海の悲鳴だった。何事か。 「いいじゃん。飲ませてよ、子宝生とろ鳥海山麓ヨーグルトをさ」 隼鷹が鳥海の服を脱がし、おっぱいをさらけ出させ、乳首に吸い付いた。 「ちょっ……本当に………やめ…………」 あろうことか鳥海の母乳をごくごくと飲みはじめた。 最初のうちは何やら期待に溢れた表情だったが… 「……ん…ふう………アルコールの味がしないね」 「当たり前なのです!艦娘は人間なのです! アルコールが出たら子供にとっても悪いのです!」 「じゃあ電ちゃんも飲みなよ」 「なっ、何を言ってんんっ!?」 隼鷹は何を考えたのか電に鳥海の母乳を飲ませた。 「あっ……んん……はっ………」 隼鷹にがっちりと固定させられたのだろうか。 電は鳥海の乳首から口を離せず、母乳を零さぬよう吸い続けていた。 仕方ないとはいえ電に乳首を吸われた鳥海はただ感じているしかなかったようだ。 「んー………はぁ………なんてことさせるんですか隼鷹さん……」 「でもおいしかったでしょう電ちゃん」 「………なんだかちょっと前にも味わったような感じが…」 「隼鷹さん!電ちゃんに何させるんですか!!」 蕩けていた鳥海は電が『前にも味わったような』という言葉に何故か反応し、 一瞬で正気を取り戻して隼鷹に詰め寄った。まるで何かを誤魔化すかのように。 「だって電ちゃん大きくなりたいから牛乳飲んでるじゃん」 「だからと言って母乳飲ます馬鹿がどこにいる! ……お前、なんだかいつもよりも顔が赤くないか?」 「あ……ええ、確かにいつもより赤いわ………」 「だって提督が昨日『君は明日は休みだから作戦も終わった事だし好きにしろ』って感じのこと言ってたし…」 「だから朝から酒を飲んでいたのか…」 「いんや、昨日言われた時から」 …………なんて事だ。 「提督……」 瑞穂の冷たい視線が突き刺さる。 「すまない、部下を把握仕切れず、管理しきれなかった俺の責任だ」 実際誰が責任かは決め付けられないが、 俺が部下に全ての責任を押し付けても瑞穂に不信感を抱かれるだけだろう。 「いや……あたしの責任だよ……ごめん……あたしが勝手にハメを外し過ぎただけだから…… 提督は今までちゃんと真面目にやってきていたんだよ……」 「そうよ。提督は勝つために睡眠時間さえも削って頑張っていたのよ」 隼鷹の酔っていて辛そうながらも謝り、飛鷹もフォローに入った。 隼鷹が自分の責任として謝ったのは飛鷹から瑞穂の事を聞いたからかもしれない。 「ンなこと言ってもねえ。瑞穂は今日提督に会ったばかりなンだ。 睡眠時間削ったのだって鳥海との夜戦してたって思うかもしれないぜ」 「そんなことありません!江風も、変な冗談はやめてください!」 「まあ確かに冗談さ。提督は本当によく頑張っていたさ。 ほとんど寝てなかったみたいだし、食事さえもロクにとってなかったんだ。 鳥海や他の艦娘達もだけど江風に寄りかかってもいいって言っても寄りかからなかったんだ」 「そうなのですね……」 江風の言葉に一々反応しながら、最終的には納得した瑞穂だった。 瑞穂と江風は元々友人同士だったらしく、 江風は第二次SN作戦の少し前にこの鎮守府にやってきた為、 ここにおいては瑞穂にとって江風は先輩と言えるだろう。 「ふーん。司令官が最近も目に見えて細くなってきたのも食事をとってなかったからなのね。 ちゃんと食事を摂っていた鳥海さんは最近は体型を維持してたことを考えたら 最近は夜戦していなかったって言えるわね。 春頃から夏にかけては二人ともスマートになっていったからそっちはそうかもしれないけど……」 「……戦いが終わっても勝って兜のなんとやらと思っていましたけど、 いつも締め付け過ぎではいけませんから緩める時があっても仕方ありませんね。 だって私達艦娘は兵器ではなく人間なのですから……」 「まあ自重することも人間には必要だからね…バランスが大事だよね… それに何があっても人に迷惑かけちゃいけないし……」 瑞穂もなんやかんやで納得したみたいだし、隼鷹も少しは反省したみたいだ。よかったよかった。 「ところで提督は何故食事をとられなかったんですか? 鳥海さんも鳳翔さんも忙しかったし、間宮さんもいなかったとはいえ 伊良湖さんがこの鎮守府の食事を何とか賄っていたのに…」 「私はみんなと違ってあまり運動しないから…」 「そうですか…ご飯抜くだけで痩せるなんて凄く羨ましい…」 「羨ましがってる場合じゃないわよ!運動もせずに痩せるなんておかしいわよ!」 「ええ…司令官、初めて会った時はふっくらとしていらっしゃったのですけど今は……」 「あ、そうだ、SN作戦とその後始末があったから忘れていたけど…… これ、オマエの健康診断の結果……とんでもない事になってるぞ」 摩耶がある書類を見せた。完全に忘れ去っていた俺の健康診断の結果だ。 「提督…ちゃんとダイエットできてて羨ましい……」 「潮……あんたこれ見てわからないの?明らかに体重が減りすぎよ」 「最初の頃は多いから痩せた方がいいと思ってましたけど…… これはいくらなんでもおかしすぎですよ! 平均体重には届いてないし、体脂肪もかなり低いし…」 「ここまでできるなんて本当に羨ましいです」 「ちゃんとした運動と食事をしているのならともかく、 食事抜きだなんて体に悪すぎよ!」 「だけど今まで…特に提督になる前に散々不健康な生活週間だったから…」 「司令官は極端過ぎるのです!着任してから、いつも、ずっと……」 「電……」 「80キロ前後だったのが最近は55キロに……ろくに運動してなくてこうなら」 「凄く憧れる体質です」 「……………………」 「……提督…私に気になさらずにこれを……」 赤城もさすがに心配したのか俺に食べ物を差し出した。食いかけだったが。 「すまない…病気になって倒れてみんなに迷惑かけまいと思ってやってきたつもりが どうやら逆に心配かけてしまったみたいだ。これからは気をつけるよ」 俺は自分が不甲斐ないと思った。これからは仕事ばかりではなくちゃんとした生活を送ろうと思った。 そして赤城の食いかけに手を出すことはなかった。 「司令官さん、お疲れ様です」 「ああ……けどせっかくの祝勝パーティーがしっちゃかめっちゃかになってしまった……」 「途中ちょっと雰囲気が悪くなっただけ、っていう感じですから、 それ以外はちょっと引きずりながらもまあまあでしたね」 「私の管轄内での事だったからまだよかったものだ」 「会場の用意はともかく、食事とかで結構使っちゃいましたね」 「さすがに私の判断でやった事には鎮守府の金は使えない」 「そうですね。ところで明日からのことですけど…」 「食事に関しては間宮が張り切ってたから心配ないだろう。 潮の食生活も彼女に一任しようと思っている。 他の艦娘はある程度個人で管理できるだろうが、 潮は私の話を聞いて食生活が目茶苦茶になりかねないからな」 「では運動はどうしましょう?」 「運動はなあ……私の頭では走り込み以外だと…… 素振りやキャッチボールくらいしか思いつかない」 「最初はそれでも十分でしょう。慣れてきたら他のことをすればよろしいですし」 「そうだな」 「…………私とあなたの運動は何をするかで良い考えがあるわ」 鳥海の口調が変わった。艦娘鳥海ではなく、一人の女性としての言葉だろう。 「今日はあなたは何もしなくていいわ。全部私がやるからね。 それじゃ、ベッドに寝て、おちんちんを出してね」 俺は言われるがままに彼女の言葉に従った。 「もう大きいわね…」 「少しは期待していたからな」 「それじゃ、やるわよ」 彼女は胸をさらけ出し、その豊満なおっぱいで俺の硬くなっていたちんちんを包み込んだ。 「どう…?私のおっぱい…気持ちいい?」 「……ああ……」 何も濡れていないため触感としては若干の痛みがあったが、 視覚的ないやらしさがそれを吹き飛ばしていた。 「別に無理はしないで…おっぱいだと口でする時の唾液や セックスする時の愛液みたいに滑りをよくするのは無理だし、 唾液を潤滑油にするのもニオイがちょっと…」 「だけど…大きくて暖かくて…柔らかくて、 それでいて弾力もあるおっぱいに包まれてるだけで…… それにさっきから…ぬめった粘膜同士を擦り合わせている時に近い…そんな感じがするよ」 「そう……ね。先走り汁、カウパー液が出てきてるみたい」 彼女に言われて気がついた。最初は擦っても痛みの方が強かった。 だから胸で包み込み、軽く強弱を付けて刺激を与える程度だったが、 それだけでも俺に与えられる刺激と期待感は相当なものだった。 「それじゃ、擦ってみるわ」 言うが早いが、胸を上下に動かし始めた。 カウパー液が潤滑油となってそれが気持ち良さを与え、 それに興奮してますますカウパー液が分泌され、更に擦る速度が速くなる… そんなわけで限界は早く来て… 「ごめん…もう出そう……」 俺の言葉に彼女は胸で揉む運動をやめ、力の限り包み込んだ。 ドクン!! それが引き金となったのだろう。俺はあっさりと射精してしまった。 ドクン…ドクン… 射精が続くがちんちんが大きなおっぱいに完全に包まれていた為に顔に飛ばず乳内射精だった。 俺のサイズは勃起すればそれなりのサイズだったが 彼女のおっぱいはそれを上回る豊かさだった。 全てが包み込まれている為まるで女性のあそこで射精している感覚に近しいものを感じていた。 やがて射精が終わった。 「私の勝ちですね」 射精が終わった事を確認した彼女が勝ち誇ったかのように言った。 顔や眼鏡にぶっかけようとしたけどおっぱいが大きかったからか おっぱいの中に射精するに留まった。 精液でぬるぬるな今の状態でパイズリしたらもっと気持ちいいだろうなあと思っていたが 「それじゃおちんちん、きれいにするわね」 彼女は精液に塗れた、未だに硬く勃起していた俺のちんちんを 口で綺麗にしようとしゃぶりついた。俗に言うお掃除フェラである。 彼女はちんちんに付いた精液を舌で舐め取り、飲み込んでいた。 そして竿の部分を舐め取り終わると 今度はちんちんの根本部分や玉袋の部分に付いた精液も舐め取り始めた。 特に玉袋の部分は急所を相手に委ねているというスリルもあって中々ドキドキした。 もちろん彼女が酷い事などしないという信頼もある。 玉袋が終わって全てが終わったかと思ったらまたちんちんにちゅーちゅーと吸い付いた。 どうやら尿道に残った精液も吸い出そうとしているのだろう。 さっきからずっと勃起しっぱなしだった為、 亀頭の部分を咥えられつつ竿の部分を指で刺激されていた。 もしかしたら尿道に残った精液だけじゃなくて 精嚢に残った精液や睾丸に残った精子さえも搾り出そうとしているのか。 そんな事を考えているうちに再び放出欲が込み上げてきた。 「もういい、これ以上したらまた…」 一度射精したとはいえ暖かな粘膜に刺激されればすぐにまた射精してしまうだろう。 じゅるるるるっ しかし彼女はやめようとはせず、更に強めた。まさか本気で全て搾り出そうというのか? と思った時にはもう止められる状況ではなかった。 「離れ…」 びゅるるーーっ! 俺の言葉も間に合わず、俺のちんちんは彼女の口の中で二発目の射精をしていた。 ゴクッ…ゴクッ…… 初撃よりも勢いよく放たれた精液を溢れさせぬよう喉を鳴らしながら飲んでいた。 射精と同時にバキュームされていた俺はまるで本当に吸い取られてるかのような感覚を覚え、 そのあまりにも気持ちいい感覚にただ酔いしれている事しかできなかった。 「んー…………………ふー………………」 やがて二発目の射精が終わると彼女はちんちんを綺麗にし、やっと口を離した。 「はぁ……はぁ………粘度はともかく、濃さは最初のとほとんど変わらないみたいね」 彼女は肩で息をしながら感想を言っていた。 「本当に私としたかったんですね。まだおちんちんがこんなにも硬いですよ」 ちょんちょんと指で触りながらいたずらっぽい口調で言った。 「いいわ。今日は安全日だから、好きなだけここで出してね」 そう言って彼女は俺のちんちんの先端に跨がり、一気に腰を下ろした。 じゅぶりっ! 激しい水音がした。彼女は準備万端だったらしく、乾いた俺のちんちんさえもすんなりと飲み込んでいた。 「夜戦の本番も、すべて私に任せてくださいね。それではいきますよ」 彼女は腰を上下に動かした。それもただ動かすだけではなく、 意図的に締め付けたり、かと思えば緩めたり。 おかげで一本調子になることなく、俺を馴らさぬよう様々な感覚が襲い掛かってきた。 しばらくして上下運動が止まった。何事と思った瞬間、腰を前後左右に動かした。 ピストン運動とは違う気持ちのよさに俺は三度射精してしまいそうになったが、 さすがにここですぐには射精してはいけないと我慢した。 「ッ…我慢しない…で…射精しちゃって…ください………」 彼女は俺の我慢を解かせるよう、無防備にしていた乳首を責めてきた。 さすがに胸はノーガードだった為、そこから不意にもたらされた刺激には耐えられなかった。 「ぅあぁああっ…出るっ……」 情けない声を出してしまったと直後に思ったが、 「もう、出るのね。いいわ、思いっきり…搾り取ってあげるからっ!」 ドビューッ。ドビュッ、ドビュ…… なんという事か精液まで出してしまっていた。 乳首への刺激と彼女の言葉が引き金だろう。 「ふふ……びくびくって……出てる………… んんっ…くうっ…はっ……んっ、んんんっ……」 射精されていると感じた彼女は、俺から全てを搾り取ろうと力を入れていた。 その動きが彼女の意思と繋がっているのか、それとも身体が勝手に反応しているのか。 どちらにせよ彼女の膣の動きが胎内への射精の快楽に酔いしれていた俺を更に気持ち良くさせていた。 永い快感の波が押し寄せ続けた後、気付いたら俺のちんちんの律動は止まっていた。 「ふぅ…………」 「ん…………終わった……みたいね…………」 息を継いだ俺を見て彼女は力を入れることをやめた。 そして中に入れられていたちんちんの律動が止まっていると気付いた彼女は、 ちんちんから液体を拭うかのように下腹部に力を入れながら立ち上がった。 その時の擦られた感触もまた気持ちの良いものだった。 「んっ…………ふふっ、こんなにたくさん………」 彼女が力を入れたのか、行為前より少し広がっていた彼女の穴から 白濁の液体がほんの少し勢いよく飛び出してきた。 「二回も出したのにこんなにたくさん…… あなたったらこんなに出して、パパになっちゃいますね」 「もう一児の父親だけどな」 「…もうっ…」 彼女の顔が少し悔しそうだった。彼女としてはネットの流行になりそうなものに乗るつもりだったろうが、 あいにく俺と彼女は既に親になっていたのだった。 「しかし今日は本当に…」 「安心して。安全日よ。嘘じゃないわ」 パパになっちゃう云々はあくまでもフレーバー的な言葉だったのだろう。 今は大事な時期である以上これ以上子供を作って育児に追われるわけにはいかない。 もっとも、彼女に新たなる命が再び宿ったのならそれを切り捨てる真似は絶対にしない。 むしろ新たなる命となるものを摘み取ろうとする考えなんて、俺には絶対に許せない。 「で、どうでした?気持ち良かったですか?」 「気持ち良かったよ…」 正直な感想だったが、自分だけが気持ち良くなってしまい、 彼女を気持ち良くさせられなかったと思った俺の言葉は少し弱々しかった。 「もう…気にしないで。今日は私が気持ち良くさせてあげるって言ったのよ。 あんまり暗い顔していたら、私まで悲しくなっちゃうわ……」 確かにそうだ。今日は彼女は俺を気持ち良くさせようとしていたんだ。 自分を気持ち良くしようとした気持ちを抑えてまで俺に尽くしてくれた彼女に失礼だ。 「それに私は…あなたと一つになっているだけで満たされるの……」 「そうか…俺もそうなんだ。いや、君と一つになってなくてもただ抱き合っているだけ… いや、隣にいてくれるだけで最高の気分になれるんだ」 「そう、なんて羨ましい…あっ、違うの、誤解しないで! 別にあなたとの夜戦が煩わしいってわけじゃないの! むしろ夜戦がしたくてしたくて……」 色々としどろもどろになりながらも答えていた。 俺の性格の計算ミスでもしたのか、いつもの姿からは考えられないような姿だった。 それがまたかわいくてかわいくて。 俺の言葉でこうなったのだとしたら…… そう思うと少しやり返したという気分になった。 「…………今日はもう寝ましょう!明日も早いんですから!」 そう言って掛け布団を被った彼女だったが… 「おい…洗わなくていいのか…」 「ああっ!?そういえば……こんなに汚しちゃって……」 どうやら完全にテンパっていたようだ。 他のみんなが知らない彼女の顔を自分だけが知っている。それは何か優越感に浸れそうなものだ。 逆に他のみんなが見たことないような俺の顔を彼女だけが知っている。それも同じだろう。 「まっ。明日はいい天気になるらしいから、洗濯物も乾くだろう」 「ですね」 「明日からまたこの鎮守府も賑やかになる」 「新しい仲間も増えましたからね」 「私や他のスタッフ達の健康の為にも色々と考えなければならないからな。 私も立場上、自分の事ばかり考えているわけにもいかず、 家族や他人の事も考えなきゃいけない」 「でも一人で何でも抱え込まないでくださいね。 あなたのまわりにはたくさん人がいますし、 何よりも私がずっとそばにいますから」 「ああ」 本音を言えば彼女とずっとイチャイチャしていたい。 だけど、力ある俺達が自分の欲望を優先しては、他の人々が不幸になってしまうし、 何よりも俺達の幸せすらなくなってしまう。 みんなが安心して生きていけるようになるその日まで、俺達は頑張らないとな。 ―終わり― + 後書き 24 :名無しの紳士提督:2015/10/21(水) 17 55 16 ID 73AMDO0s 以上です 今回も書いているうちにネタが増えてしまってなかなか書ききれなかったです そのため今回の話は投稿時期と想定していた作中時間とがあまり一致していません まあ作中では第二次SN作戦直後ってくらいしか明言してませんけど それではまた これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/704.html
970 :名無しの紳士提督:2015/10/14(水) 06 02 58 ID ihRXAbUI ちょっと前のコメの、提督の本音が綴られた日記がうっかり艦娘の手に……というやつ。書いてたの忘れてた 皇紀二六七五年八月。夏。 (走り書きが目立つ。枠外に防空棲姫、XY、くたばれ、等と何度も書きなぐられている) 相も変わらず戦況は著しく悪い。畜生。何が幸運艦だ。危うく、報告を受けたその場で怒鳴り散らす所だった。乾坤一擲のこの大事に、我が艦隊の主力の一翼が、敵艦の一隻も蹴散らさぬうちから大破とは。キサマ、何事だ。 勿論時雨一人が責められる謂れなどはない。道理だ。けれど、そうした安っぽい小理屈で、感情を完全に納得させられるわけもない。こうして筆を取っている今でさえ、苛立ちが納まったとは言い難い。 艦隊に残された油の量。益体もない事ばかり考えさせられる。 しかし結局、俺はふっつりと黙り込んで、不機嫌を如実にあらわにしただけだったのだ。あのとき……いつのも如く、連中を出迎えるため足を伸ばした、あの時は。 そうだ。何の事はない。俺は、当の時雨の隣に立つ、駆逐艦夕立をとてもに扇情的に思ったのだ。裸体でもないくせに妙に男を誘うその姿に目を奪われたのだ。 正直は美徳であるが俺にはその自由もない。これまで俺は艦隊の誠実な上官であり続けたが、その為か連中、どんどんとつけあがっているようだ。仮にもうら若き乙女が、無闇に男の前で肌を晒すなど、許されるものではない。嘆かわしい。俺は今まで公私を混同させた事はない。しかし、こうなってはそれがよくなかったのかもしれない。 普段の言動からは想像もつかぬ、あのにく。二の腕の。あるいは足の腿の。襟から覗く首筋の。 おんなの体だった。華奢ではない。全ての男に、抱き寄せそのにくのぬくもりを確かめたいと思わせるだけの、匂い立つような色気があった。突き出た乳房と対照的な腰のくびれ。 それを少女と呼ぶにはあまりに危うかった。 その時俺は、連日海を駆けずり回っているにも関わらず、まるで日に焼ける気配さえ見せぬ餅のような柔肌をした、犬の如き、夕立を組み敷き欲望のままに貪りたいと、それだけを考えていたのだ。 やれ、雨が降っただの、雪が降っただの、くだらない事を実に嬉しそうに逐一騒ぎ立てるあれに対して、今まで一度だってはっきりと女を思った事などなかった。一度ならず、うたた寝をしている俺に夕立が引っ付いてきて、寝入り、秘書艦に二人まとめて叩き起こされた事もあるぐらいだ。 俺にしても、艦隊の実態としてこうも女人ばかりであるから、知らぬうち、自然と線引いていたのかもしれない。無意識に、手を出すなどとんでもない事であると心中言い聞かせ続けていて、だからこそ、指揮の妨げになりかねぬ諸々の問題を犯さずに済んだのではないか。なにしろ、連中のそうした素振りも一度や二度ではないのだから。 夕立はその範疇の外にいたのだ。それは間違いのない事だ。 そのまったく範囲外から俺は己の柔らかい部分に抜き身の刃を突き立てられたのだ。 ……すでに今日で二度、マスターベーションをしたが、まるで治まる気がしない。 かくなる上は、機を見計らい、当の本人に責任をとってもらうほかあるまい。 ――謎の艦娘がその日記を拾い上げた。何食わぬ様子でそれを読んだ。 「ンン……? これは……この字はテイトクのものデース……」 「……ナ、ナ、ナ……なんて事デース! こんな、劣情を……!」 「しかし……これは、誰かが発散させないとイケナイデースねぇ……」 謎の艦娘は一人、こっそりとつぶやいた。
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/121.html
「千代田……」 背後から甘い呼び声と共に、吐息が首筋に吹きかけられる。 それだけで、全身に走る微電流。千代田はその心地良くも刺激的な感覚に、うっとりと目を閉じた。 続けて、千代田の両脇腹に手が当てられ、それ素早く胸へとあげってくる。 豊かな胸にゆっくりと沈み込んでいく指。そのうち左右1つずつが、服の上から敏感な乳首を探り当てた。 「あん、千歳お姉、そ~ゆぅのは二人の部屋で……」 さすがにいつ誰が通るかわからない鎮守府の廊下でコトに及ぶのはマズイ。 最後の理性を振り絞ってそう言うと、千代田は身をよじって背後を振り返った。 「きゃああああああああっ!!」 廊下の端から端まで届くような悲鳴をあげた。 いや、艦娘たるもの、悲鳴だけで済ますはずもなし。 背後を振り向きざまの肘打ち、続けて股間を狙って前蹴り。そして身の丈ほどもある緑色の機体格納箱を横殴りに振り回す。 その全ての攻撃を軟体動物じみた奇怪な動きでかわした提督は、乱れた髪をかき揚げながらわきわきと両手の指を動かす。 「はっはっは! どうだ千代田、私の声帯模写も磨きがかかってきただろう!」 「くだらない宴会芸に磨きかけてんじゃないわよセクハラ提督! 仕事しなさいよ、大和と武蔵がタンクの底の燃料まで飲み干そうとしてるわよ!」 「これも私の仕事のうちだ。改2になったお前たち姉妹の発育具合を触診するのも……大和と武蔵がなんだって?」 「早く行かないと駆逐艦用の分まで平らげるんじゃないの?」 むむむ、と提督は顎に手をあてて考え込んだ。 「大和・武蔵のおっぱいを維持することを考えれば、多少の浪費には目をつむらねばなるまいが、未来のおっぱいのために投資することも大事……そう言いたいのか、千代田!」 「うっさいこの変態! あと千歳お姉にまでセクハラしたらありったけの艦爆で絨毯爆撃だかんね!」 フ、と提督は意味深な笑みを口元に浮かべた。 「それを言うのは一日遅かったな」 「ええ? ちょっとそれどういうこ」 言い終わる前に、提督はくるりと回れ右して廊下を走りだした。 「ちょっと待ちなさい! お姉に何をしたのよ!?」 「はははは逃げる島風に追いついてスカートをめくれる私についてこれるものかっ」 巨大な機体格納箱をうっちゃっておくこともできず、さりとてこんな重量物を背負ってまともに走れるはずもなく、千代田はあっという間に提督の姿を見失った。 「もおお~!」 足で床をガンガン踏み鳴らしながら、千代田は歯ぎしりする。 「なんであんなのが提督やってんのよ! 軍紀が乱れるってレベルじゃないでしょ!」 「どうしたの千代田。さっき提督がキラキラした笑顔で走っていったけど」 廊下の曲がり角から、ひょいと千歳が顔を出す。 千代田は走っていき、姉の身体に抱きついた。 「千歳お姉、あの変態提督に変なことされなかった? もう一緒に軍法会議に突き出そうよ」 うんざりした声で言う千代田の背中を、千歳はぽんぽんと叩いた。 「まあまあ。あの人以外に適任がいないからしょうがないじゃない。それに、意外と指揮は優秀よ。進出・撤退の判断も的確だし……」 そう言われて、千代田はしぶしぶ頷いた。 常識を超えた存在、深海棲艦に唯一対抗できる艦娘たちも、また常識を超えた存在だ。 これまで教わってきた物理法則も海戦戦術も否定され続ける現場に、普通の士官はまず一ヶ月で身体を壊す。 敵にも味方にも完全に適応して半年以上、艦娘たちを指揮できたのは、あの提督が最初だった。 「お姉は、提督が私たちを受け入れてくれたのは、変態だからだっていうの?」 「さあ……普通に考えれば、『女性』だからだと思うけど。黙ってじっとしている限りは、美人さんよね、提督は」
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/508.html
前回の話 「――督、提督」 「はっ……」 緩く肩を揺すられて、自分は慌てて目を覚ました。 脳が気だるい中、ぼやけた視界を指で擦ったり、目頭を押さえて何とか現実に回帰する。 少し責めるような顔が姿が、炬燵右側にあった。 「しっかりしてください。まだお昼過ぎです」 「すまん」 大井の言う通り"まだ"なんだな。 さっさと夜が来ないものか。 「このまま夜になっても、執務は終わらないの、分かってますか?」 分かっている。 それと、ペン先を人の顔に差し向けるのは危ないからやめなさい。 昼に裕福な食事をすると、食欲は満たされるが、代わりに睡眠欲を掻き立てられるのは、何とも解せない事だ。 加えて、朝の目覚めがすっきりしない程度に普段より睡眠時間を削った今日は、中々身が入らなくて困りものである。 昨日自分の膝で寝た赤城は結局日付が変わる前に起き、私には礼を、大井には畏まって謝罪して自分の寝室に戻って行った。 その後残りの執務に追われた結果がこれだ。 しかし自分で言い出した事なので、この事で赤城を恨む気はない。 幾つかの書類に目を通し、赤城の、間宮券配布頻度向上願いの旨が書かれた申請書に却下の印と理由を記入、 する途中でまたも自分の意識は落ちる。 「提督。起きないと二十発、撃ちますよ」 「はっ……」 気がつけば、赤城の申請書の下辺りを、意味の分からない線が無秩序に走っていた。 手が自分の制御を離れて、文字の尻辺りから勝手に動いたらしい。 「ああもう、何やってるんですか。……」 その申請書を取り上げ、急に黙り込んでじっと見つめる大井は、一体何を考えているのだろうか。 欠伸を出す愚かな口を手で覆い隠してから、大井に問う。 何処かおかしな記述でもあったか。 「いえ、赤城さんはやっぱり危ないと思っただけです」 良く分からない科白を残して、その申請書を炬燵の上から畳に移した。 こちらとしても脳があまり働いていないので、それについて突っ込む事なく流す。 大井は筆を置き、畳からこちらに意識を移す。 「もし今のが重要書類だったらどうするんですか」 上に謝るしかないな。 兎に角、こんな適当な返事しかできない程度に、今の自分には仮眠が必要のようなのだ。 仮眠を取らせてくれ。 でないと、この後の書類どもにも酔っ払ったみみずを幾つも作ってしまう。 「もう……仕方ないわね」 すまないが、三十分後に起こしてくれ。 ではな。 「提督? 何処へ行かれるんですか?」 だから仮眠だと……。 「ここで寝ればいいじゃないですか」 そう言って、大井は自分の膝を炬燵から出し、それをぽんぽんと叩く。 大井の膝で寝ろと。 気持ちはありがたいが、大井は執務を続ける気じゃないのか。 「大丈夫です。提督の頭と一緒に膝を炬燵に――」 やっぱり奥で寝る。 「冗談ですよ、もう」 からかうのが面白いと言った具合にくすくすと手で口元を隠す。 なんだかんだで自分も応酬を楽しんでいるのだが、如何せん欠伸は抑えられまい。 噛み殺す事さえせず馬鹿正直に途中まで欠伸を見せ、気がついてはっと手で口を覆う。 嗚呼、もう駄目かもしれん。 「……みっともないというか、間抜けです」 大丈夫、大井くらいにしかこんなに間は抜かないさ。 自分で言っていて何がどう大丈夫なのか分からないが、 呆れた顔でぽつりと零す大井の貶し言葉も潜り抜けるように、のそのそと四つん這いで移動する。 大井の傍まで行き、目前の膝を凝視したところで、今まで行かなかった意識が行く。 スカートが短いので、太腿の半分程が露出している。 これから、この生脚を枕に寝るというのだ。自分は。 「どうしたんです? 寝ていいんですよ」 流石に少しは躊躇うのだが、大井は気にしない、というより、気が向いていないようだった。 膝に顔を埋めていいか、等と聞いてみたらどのような反応を示すか気にならなくもないが、 膝枕をさせてもらえなくなる恐れも考えて、黙ってまず横向きに寝転がる。 「ん……」 重くないか? 「平気です」 肉体が人間より見た目以上に強化されている艦娘には愚問だったか。 人間と違うのは強度だけで、感触は何ら自分と変わらないような、むしろ自分より柔らかいのは本当に不思議だ。 体は横向きのまま、頭を真下の生脚に挟まれた空間に向け、鼻で思い切り深呼吸を……。 すーっ、はー。 「なっ、何やってるんですかっ」 嗚呼、いい匂いだ。 やめろ、頭を引き剥がそうとするな、もう少し嗅いでいたい。 「やめて下さい! は、恥ずかし――」 ぺろ。 「ひゃあ!」 どんっ。 自分の頭は大井の手によって畳に突き落とされた。 い草が原料の畳だから良かったものの、絨毯を敷いただけのフローリングならきっと非常に痛かった。 ひどいじゃないか。こんな事をするなんて。 「私の科白です!」 頭を擦って起き上がると映るは、短いスカートの裾を掴んで精一杯膝を隠そうと顔を少し赤らめる大井の姿。 恥じらう乙女は眼福である。 臍出しは恥じらわない部分は、首を傾げるところだが。 そういえば、艦娘に膝を貸すのは慣れる程経験を積んだが、自分が艦娘に膝を借りるのは初めてかもしれない。 「初めてなんですか?」 初めてだ。 そう返すと、こちらを見下ろす大井は顔をにやにやさせる。 訝しむ顔を作ってもの言わず問うと、大井はこう答える。 「提督の初めて、また貰っちゃいました」 そう言って、自然に私の頭を撫で始める。 艦娘の前で泣きべそを掻いた件等間違ってはいないが、変な言い方はやめなさい。 「何なら、子守唄でも歌ってあげますか?」 それはいいな。 実のところ、今は大井との会話を楽しみたくて眠気を堪えている状況で、目を閉じれば自然と眠れる程なのだが、 大井の子守唄とあらばそれで眠るのも乙なものかもしれない。 頼んでから、目隠しの要領で腕を自分の目に被せると、即座にやんわりと大井によって退かされる。 大井はまだにやにやしている。 「寝顔を見せてください」 流石にそれは少し恥ずかしいものがあるな。 大井に膝を貸した事もあったが、あの時は恥ずかしくなかったのか。 「恥ずかしくないわけじゃないですけど、それ以上に……」 それ以上に、何だ。 そこで言い淀むのは何故だ。 「うふふ、秘密です」 実に楽しそうに、自身の頬に空いている方の手を当てて笑う。 そして、詮索無用という風に、さっさと子守唄を唄おうと息を吸った。 自分も合わせて目を瞑る。 「――――」 まず鼻唄。これで音程をしっかり取ろうという訳か。 流石だ、と言いたいが、この唄は少し怪しい。 これは確か……。 「沖の鴎~と、飛行~機~乗~りはヨ――」 待て待て待て。 「何ですか?」 目を再び開けると、さも邪魔をするなというように口を尖らせる大井の見下ろす顔が。 確かに声自体は優しく細くて音程もしっかり取れているのだが、待って欲しい。 子守唄にダンチョネ節を唄う奴があるか。 眠れる訳が無い。 それを空母の前で歌ってみろ。きっと泣く。 ついでに回天を乗せられた北上も泣く。 「艦の前では唄いませんよ。こんなの」 多くの国民に定着しているし不謹慎だのなんだのは思わんが、今は子守唄を頼む。 「仕方ないですね……」 そしてまた、息を吸う。 「――――」 選曲としては、子守唄、というよりは童謡だった。 ゆっくりとしたテンポで鼻唄と組み合わせて優しく唄い上げるので、 もう少し聴いていたいと思いながらも、たった二曲程度で、 大井に慈しむような眼差しに見守られながら、自分の瞼と意識は落ちた。 …………………… ………… …… 「……寝ちゃいました?」 少し照れ臭くも我慢して、唄い終えてから小声で投げかけた問いかけに、返事はなかった。 普段は距離を置かれるような強面を ――具体的には目付きを鋭くしたり、眉間に皺を浮かばせる等―― 作っているのに、寝ている時の顔と来たら。 本当に子供のよう。 この人は私含む一部の艦には自然な顔付きで接するが、寝顔を見せたのはきっと私だけ。 寝顔を見せて欲しいという願いを受け入れ、無防備な寝顔を抵抗なく見せるのがどれほどの信頼の顕れか。 経験しているからこそ私がよく知っている。 「……困った人」 昨日の赤城さんを始めとする他の艦の寝顔を見ていると言う。やらしい意味ではなく。 ……少し黒い感情が湧く。 昨日の赤城さんのせいでこの人は寝不足を強いられたと言っても過言ではないのに、 この人は赤城さんを責めようとはしなかった。 しかし、ああいう方法で艦娘を癒すのはとても良いことだと思う考えもある。 ……この相反する考えのうち、私はどちらを取れば良いんだろうか。 「……はあ」 しかし、そんな自分探しは今でなくてもできる。 今は流してこの安らぎの時間を楽しもう。 ……この人が赤城さんを責めない理由が少しだけ分かった気がする。 膝枕って、してあげる方にとっても、心地良いことなのね。 「北上さんにも、やってあげようかな……」 北上さんは本来、私の姉だから、私がされる方なのかもしれないけど。 膝枕してあげて、こうして頭を撫でて――。 「髪、硬い……」 北上さんや私と違い、男であるこの人の髪は細くなく、また少し硬い。 髪を潮風に晒しつつ、私達ほどの細かい手入れをしていないからか。 異性にしてあげる膝枕とは、こういった発見もあって面白いものなんだ。 いや、少し違う。 それもあるが、やっぱり、好きな人だから格別なんだろう。 "私に見られながら眠るのは恥ずかしくなかったのか" この人のこの問いの答えを伝えるのは躊躇ってしまったが、 その答えはとても青いものなので、中々伝えるのは難しい。 好きな人に見守られながら眠りたい、なんて。 そんな、スキンシップとも言える膝枕なんて、私からすればこの人や姉妹艦くらいにしかしようと思わない。 そういえば、この人は私以外を私を見る目で見ることはないと言うが、 どういう考えで他の艦に膝を貸してあげているのだろう。 起きたら問い質してみようか。 「……ふふっ、ごめんなさい」 問い質して困ったように縮こまるこの人の姿なんて、想像するのは敵に魚雷を当てるよりも容易いし、 下手すれば、魚雷で敵艦を鎮圧させるより見ていて楽しい。 笑いながら謝っても意味ない、かな。 ああ、この鎮守府にいると。身を委ねるように寝息を立てるこの人といると。 「幸せ、です」 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/535.html
163 :名無しの紳士提督:2014/08/31(日) 19 35 49 ID Y8Xw.KMU 「いいよー。入って。わたし個室だから遠慮することないし」 「お、お邪魔します…」 夜更けの駆逐艦寮。亜麻色の髪の、どこか漠然とした表情の少女――『島風』に割り当てられた私室に招待されたのは、やや緊張した面持ちのどこか古風な銀髪の少女――『天津風』。 ベッドの他にはさして目立つ飾りも見当たらない簡素な部屋に二人で入り、ドアが閉まりきらないうちからさっさと服を脱ぎ始めた島風を見て、天津風は今更胸が大きく高鳴るのを感じていた。 「あまちゃんもはやく脱いでー。汚れちゃわないよう、ハダカ同士が一番いいよ」 「ぜかまし…ほんとに、するの?」 立ったままで特徴的なZ旗黒パンツから自慢の美脚を抜き、やがて床に脱ぎ捨てた島風がこんどは天津風の衣服に手をかける。 まるで一緒に風呂でも入ろうかという気軽さだが、ことはそうではない。もっと重大で、もっと仲良くなれること――を、しようというのである。これから、二人で。 そしてそのための驚異的な準備を、二人は既に終えていた。 「ね。男の子とこんなのしたことある?」 未成熟な裸身を、友人の匂いのするシングルベッドに横たえた天津風は、同じ格好で覆いかぶさるように四つん這いになった島風の問いにふるふると首を横にふった。 合わせられる唇。少女から女になりかけた時期の、独特の甘さをもった二人の裸身が、重なる。 「じゃあ島風が一番、だね」 「ぜかましは……あるの?」 「ないよ」 だからあまちゃんも一番だね、とニヤリと特徴的な笑みを浮かべた島風は、ぎゅっと天津風の脚の間の『第三砲塔』を握った。 「!」 未知の感覚に、天津風の表情が羞恥と不安に染まる。 今日はいっぱい撃たせてあげるからねー、と同じものを装備した島風は、いつもと変わらない口調で言った。 ――仲良くなりたいんだよ。 一緒に秘密の遊びしようよ。 そう島風に強引に誘われて、流された結果。 工作艦『明石』を二人掛かりで散々に酔わせ、その状態で秘密に特別に増設してもらった単装砲――その特殊過ぎる準備をもって、今二人は本当にベッドの上にいた。 164 :名無しの紳士提督:2014/08/31(日) 19 39 34 ID Y8Xw.KMU 「あまちゃんて身体あったかいねー、気持ちいい」 島風がすりすりと天津風にハダカの全身をこすりあわせてくる。 ふにふにと胸の先端が重なり、思わず声が上がる天津風。しかしそれよりも―― 互いの股間の砲が軽く接触し、絡むたびに与えられる奇妙な切なさに、溜息のような吐息が天津風の唇から漏れる。 「ふふん。もう感じてるのか、あまちゃんは」 挑発的な口調で言いながら天津風の砲を再び握った島風の表情もしかしわずかに紅潮し、股間の砲は最大仰角でいきり立っている。 「はあ……はあ……じ、自分だって……!こ、これはどういうことよ……!」 天津風の手が、逆に島風の砲に触れる。 一瞬驚いた表情になった島風は、淫靡に笑って天津風のそれを上下に刺激し始めた。 与えられる未知の快感に喘ぎながらも、天津風は上に重なった島風のそれを同じ動きで反撃する。 「うっ……あ、はぁ……」 「ん…だめ、もう……」 相手の行為に高ぶっていく気持ちが、互いに相手を責める。 まるで互いにひとつになって自慰を行うようなその行為は、止めることなどできない快感を伴っていて。 「…うあっ!な、なんか出る……っ!」 「やあぁぁあぁん!きゃはぁぁぁっ!」 やがて駆逐艦・島風と駆逐艦・天津風の第三砲頭は、同時に初弾を放った。 165 :名無しの紳士提督:2014/08/31(日) 19 40 23 ID Y8Xw.KMU 「ふっふーん。さて、わたしにどうしてほしい?なんでもするよ」 「…どうして……って……」 足を開いた形でベッドに寝転び、排熱も収まらず硝煙の匂いも真新しい天津風の砲頭を見つめる島風。 その積極性に終始押されっぱなしの天津風は、次の言葉が見当たらない。 気持ちいいには、気持ちいいけど――。 「そうだ。こっちと一緒に触ってみようか?」 いいことを思いついた、と言わんばかりの表情を浮かべた島風の左手が再び砲を掴む。 ひっ、と軽い悲鳴に似た声を上げた天津風の、その砲塔の下――既にとろとろに濡れた天津風の『女』の部分に、島風の右手が触れた。 「やぁぁぁっ!!い、一緒に…しないでぇ……!」 左手が、屹立した砲を上下にこしこしと扱く。 右手が、濡れた秘唇に中指をじゅぽじゅぽと抽送する。 「お、…おかしくなるよう…っ!やめて、ぜかまし、それやめてぇぇぇっ!!ああああああんッ!!!」 通常の二倍の快楽――いや相乗して十倍とも百倍とも感じとれるような快楽が、やがて天津風の『女』のほうを到達に導いた。 「おぉー。あまちゃん、すっごい気持ちよさそうだねぇ」 声にならない声を上げながら、びくん、びくん、と全身ごと震わせる天津風の秘唇から、中指を抜き去ると。 島風は天津風と逆向きに倒れ、何を思ったか両脚を伸ばしてきた。 自分の性器までも露出するのは、一切お構いなしだ。 「こっちは足でヤられるのが好きな男子もいるときいた。どう?」 「ぅぁ……ごわごわしてて、へ、変な感じだよ……」 つるつるの両脚の裏が自分のを挟みあげしごきあげるそのじれったいような感覚に、よじるように船体を揺らす天津風。 あれ、ストッキングが要るんだったかな、などと呟きながらしばらく足指でそれを玩んでいた島風がふと止めて、天津風を見下ろす形でベッドに膝立ちになった。 166 :名無しの紳士提督:2014/08/31(日) 19 41 05 ID Y8Xw.KMU 「ね。挿れてみていい?」 「ええっ?!だ、だって……ぜかまし、初めてなんでしょ……?いいの?」 「いいよ。女の子は数に入らないってコトで。ってか、あまちゃんなら全然、いいし」 あわあわしている天津風の砲を、にやにやと笑いながらお構いなしにつまみあげ、上から腰を下ろす島風。 「…っく……えぇいっ!」 かなり狭くてキツい感触に、互いにぎゅうぎゅうに擦られながらも、島風は痛みをこらえ全体重をかけて一気に飲み込んだ。 「ふあぁぁっ!」 「入ったぁ……凄く熱いよ、コレ…あっつくて、気持ちい…」 快感に悶える天津風の砲を艦内に受け入れて、接続したまま揺れ始める島風が小さくため息をつく。 「……ふふふ。かわいいなぁ、あまちゃんは。もうちょっと動いてみよ……っと……ん……」 「ふっ、うあっ、あぁん、ぜかまし……ちょっ…と、もう……」 積極的に小さな腰を揺らす島風の下で、股間の砲から伝わる未知の感覚に、同じ高速型駆逐艦と接続する背徳感に、天津風は一気に高みへと昇り上げられる。 「あ……だめ、もう…もう、撃っちゃうよ、中に……っ」 「いいよ」 「いい…って、ああ…っ、あっ、あああああああっ!」 ぴったりと身体をくっつけて、小さな乳房を自分の乳房に擦り付けられた瞬間―― 島風を持ち上げるかのように反り返り、びくびくと勝手に震える身体。先端から腰に、背中に、全身に伝わる痺れるような快感。――轟音。 駆逐艦・天津風の第三砲塔は、友軍艦の艦内に向け、その砲弾を幾度も発射した。 甘い香りの風が吹き抜け、ぎゅっと瞑った眼の奥に、ちかちかとした光が何度も瞬くような夢想を彼女は覚えた。 「ふー。あー凄かった。楽しかったー」 「………」 全裸でベッドに腰掛けたまま、満足そうに手足を伸ばした島風とは対照的に、隣に転がって肩で息をする天津風は応える体力もない。 「……なんで…こんなこと…思いついたの……?」 「べつに。仲良くなりたかったからだよ。もっと、もーっと」 貴方は私の最初の、大好きな『お友達』だし。そう言って屈託のない笑みを浮かべた島風の顔を、天津風は複雑な表情で見返していた。 キモチは嬉しい。嬉しくないワケがない。不快だった――訳でもない。 気持ち良かった。多少、不本意ながら。 「……もういっかい、やる?」 「……えぇっと……」 こんな実験みたいな責めを相手に体力がどこまで持つだろう。そう思いながらも逆らえず、島風の望むままに再び押し倒される天津風であった。 甘い夜はまだ、始まったばかり。 + 後書き 167 :名無しの紳士提督:2014/08/31(日) 19 41 55 ID Y8Xw.KMU 以上苦手な方には失礼しました そろそろ新世界の扉を開きたい今日このごろ これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/522.html
560 :名無しの紳士提督:2014/08/12(火) 14 08 02 ID JF5Z7N/Y 北方棲姫ちゃんにエロいことしようと思ったけど良心の呵責に負けて短め 暴力描写っぽいのがあるので苦手な場合は注意をお願いします 「ったく、こんなガキにあいつらが苦戦してたとはねえ」 男の胡乱気な声が湿った室内に響く。鎮守府の地下に据え付けられた一室、リノリウムの床にうずくまる童女 を見下ろしながら、男は蔑むかのように紫煙を口元から吐き出した。 式服姿の艦娘数人を背後に付き従える男は、この鎮守府の提督であった。人の上に立ち、人を足蹴にする ことに慣れた冷たい瞳が、床の上の童女を遠慮無しに射抜く。成人した男であっても萎縮させずにはおれな い視線に晒され、童女もまた床に腰をついたまま怯えたように後ずさった。 「クルナ……クルナぁ!」 喉奥から甲高い叫びをあげる童女は、どう見ても人間はなく、また艦娘とも思えなかった。 まるで白磁で作られたかのような真白い肌に灯る赤い双眸。人間の基準を当てはめていいのかは分からな いが、人間の童女であればおそらく二桁にさえ年齢は届かないだろう。何も身に付けていない一糸まとわぬ 格好ではあるが、その胸には当然女を思わせる起伏は存在しない。決して男の情欲の対象になることはない 、そんな身体だ。 しかし提督である男は、背後の艦娘達に何かしら目線で合図する。提督の下知を受けた女達は一切躊躇う ことなく、童女へと歩み寄る。 「ナ、ナニ? イヤッ、ハナシテェ!!」 一人の艦娘が童女の両手を。もう一人の艦娘が童女の両足を後ろから抱えるかのようにして拘束する。赤 子がオシメを変えられる時のような格好を強要され、筋が一本走るだけの童女の秘部がありありと外気に晒 された。 何故自分がこんなことをされるのか、童女―――北方棲姫と呼ばれる人類の敵は分からなかった。 (タスケテ、オネエチャン……タスケテ!!) 瞳に涙を浮かべながら童女は姉へと助けを求めるが、生憎その想いに姉が応えることはない。代わり男が 一歩、厄介げに童女へと足を進めただけだった。 「ったく、海軍のお偉方にも困ったもんだ。姫に閨の相手をさせたいだなんてな。しかもその準備は俺がしな きゃいけないときてる」 男の視線はまるで物を見るかのようだった。興奮も落胆もない、ただひたすらに冷たい瞳。 自分はこれから何をされるのか、童女は不安と恐怖から逃れようと必死で身体を揺するが、彼女を拘束す る女たちの力からは逃れることが出来なかった。 「ま、そう不安がるな。すぐにエロいことしか考えられないようにしてやるよ」 厄介そうに言った男が、吸い差しの煙草を口元から引き抜く。随分と短くはなっているがまだ火種の残る煙 草を、男は躊躇なく……童女の秘所へと押し当てた。 内蔵を焼かれる激痛に響く絶叫はしかし、防音処理の施されたこの部屋から外へと漏れることはない。童女 を拘束する艦娘達は、痛みに泣き叫ぶ様子にも眉一つ動かすことはなかった。 「イヤァァァ!! タスケテェェ!! イヤダァァァ!!」 獣のように泣き叫ぶ童女に助けがもたらされることはない。なにせ彼女を救出するべく派遣された深海棲艦 の艦隊は、先程撃破されたばかりだからだ。 そうして北方棲姫の地獄は幕を開けた。 光の届かぬ地下室で、陵辱は際限なく繰り返される。 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/252.html
25 :名無しさん@ピンキー:2014/01/25(土) 18 31 47.93 ID q6tWiGXC (流れを読まずに) Twitterの #艦娘とセックスしたあとで万札渡してみる ってネタを今頃知ったけど、妄想のバラエティが凄いな 30 :名無しさん@ピンキー:2014/01/25(土) 18 42 57.08 ID AXIoVqZ7 25 鈴谷辺りだと生々しいぞそれ 34 :名無しさん@ピンキー:2014/01/25(土) 18 52 37.77 ID YIihiM33 25 笑顔が凍りつくとか「……最っ低!」系のリアクションが生々しいなあw 35 :名無しさん@ピンキー:2014/01/25(土) 18 52 51.10 ID KhVpJyP8 30 「サイテー! 提督、鈴谷がお金欲しくてエッチしたと思ってんの!? ほんとサイテーだよ! バカ! 死んじゃえっ!」 ってマジ泣きされた 冗談だと理解させるのに1時間を要した さらに、お詫びのしるしに休暇を取ってデートに連れていく約束をさせられた 40 :名無しさん@ピンキー:2014/01/25(土) 19 05 46.11 ID AXIoVqZ7 35 それでデートの最後にホテルで仲直りですな 48 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2014/01/25(土) 19 38 53.42 ID 75be5CiC艦娘とセックスしたあとで万札渡してみるで1レスあらあら、そう。仕方ないわねぇ。もっとしたいのかしら。それとも他の子ともこんなことしてるのかしら~そうね。私の妹とか~うふふ、そんな事ないわよねぇ。あら~何で増やすのかしら。怒ってないわよ。ところで私の妹じゃないなら誰かしら? えっ、暁さん? ふーん、そう。何で財布ごと置いて後ずさるのかしら。私、逃げられないって言わなかったかしら。そうね~。まずはそのおいたする子、取っちゃいましょうか~うふふ、冗談よ~、でも中身は空っぽにしないとダメよね~この後、滅茶苦茶セックスするわ~64 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2014/01/25(土) 22 52 38.79 ID uau6uj7m艦娘とセックスしたあとで万札渡してみる敷波で台本調?ラブホでセックス後敷波「司令官!あたしすごかったでしょ?結構やるでしょ?ね!」司令官「ああ、いったいどこで知識を仕入れてくるんだって思うんだが」敷波「夜戦は得意だからね……それに司令官とするのは嬉しいというか……」司令官「ホント、お前は二人っきりの時だけ素直だよな。普段からそのままでいればいいのに」敷波「それは恥ずかしいというかなんというか……それより、そろそろ出よ。お腹すいたしさ」司令官「そうだな。その前に、ホイ」(万札を出す)敷波「ああ、そういうつもりだったの……ふ、ふん!まあどうでもいいんだけどさ……ふん!」司令官「おい、どうした?」敷波「なんでもないよ。ふん!」司令官「おい、なんか勘違いしてないか?」敷波「言い訳なんかいいよ。これからもお相手してあげますよ。それでいいんでしょ。ふん!」司令官「あぁ、もしかして……お前絶対勘違いしているからよく聞いてくれ。確かに俺のタイミングが悪かったが」敷波「言い訳はもういい。これからも相手はするんだからいいんでしょ!ふん!」司令官「だから聞けってば、この金はお前がさっさとホテル代払っちまうから、その分を渡したつもりだったんだが……」敷波「え?じゃあ、じゃあ、あたしとは円光みたいなんじゃなくて」司令官「誰がそんな真似するかよ、阿呆」司令官「そんなに信用できないならいいぜ、俺にいい考えがある……今日はこのまま宿泊な?」敷波「は?」司令官「二度とそんなこと考えられない様にしてやる」敷波「ちょっと待って司令官。目がこわ……」
https://w.atwiki.jp/ryoudan-trpg/pages/260.html
セッション「鉱工島を救え!」 無事終了しました。ありがとございました。 GM:誤爆 開催日:9/23 日中(午前・午後or午後・夜) ストーリー とある鎮守府近海に、良質の鉄を産出する島があり、その島のすぐ近くの島で精錬・加工している。 優れた艤装や装備を作り出すその島々を、人々はそれぞれ「鉱山島」「工場島」と呼んだ。 ところがある日、定期船が定時に戻らず、島からの連絡が途絶してしまった。 君たちに与えられた任務は、島との連絡が途絶した原因を調査し、出来うるなら排除することだ。 レギュレーション 推奨レベル:1~3 PC数:最大6名 ルールブック:着任ノ書(必須) サプリメント:建造ノ書壱・建造ノ書弐(推奨)、ミニサプリ「島」 使用艦娘:推奨レベル以下のものであれば問題なし。レベルを下げての参加はなし。机上演習でレベル上げた?ログがあればおk(震え声 進行サイクル:2~3 戦闘数:2~3 備考:PC達は、鎮守府の手が届かないような僻地での問題を解決するための特殊遊撃部隊として編成されることになります。 そのための手段として、原作には登場しない設定を使用することになるのであらかじめご了承下さい。 連絡帳 使用する艦娘(可能であればリンク)と希望時間の記入をお願いします。 午後・夜で希望します。艦娘は夕立(LV1)を予定、その他に長門(LV1)ならデータが作成済です。 -- ken25 (2014-09-23 00 41 54) https //character-sheets.appspot.com/kancolle/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFgsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY_qy3Dww データ抜けェ -- ken25 (2014-09-23 00 42 43) 午前、午後、夜どこでも可能ですが、夜の場合9時に別のセッションがありますので、8:30までがリミットになります。鳳翔(ハイコンレベル2)を予定。 -- 小説家 (2014-09-23 00 44 35) http //character-sheets.appspot.com/kancolle/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFgsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY7PS4EQw 暁で参加しまっす -- ソリット (2014-09-23 19 15 53) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/353.html
38 :6-632:2014/04/19(土) 22 15 19.48 ID 1AcVbCPh では予告の「アレ」を書きます 1.今回は非エロとなります 2.舞台は現在の日本となります。色々と原作クラッシャーです 3.史実部分に関しては細心の注意を払い研究しましたが、異なっていたらごめんなさい ************************************************************************** 俺は、突如出現した「深海棲艦」に対応するため再編された海軍の横須賀鎮守府に勤務している指揮官だ この謎の敵は海上自衛隊の力をもってしても排除できなかった恐ろしい敵だ 俺は現在秘書を務める加賀と新たな赴任地へ移動しているところだ 先日の人事異動で呉鎮守府へ移動となってしまった。 「加賀、どうだ快適か?」 「ええ、とても。でも提督、何で海路ではなく陸路を?」 加賀が首をかしげた。 俺はゆっくりとなぜ「コレ」を移動手段に選択したのかを加賀に語り始めた 「加賀は、“弾丸列車計画”というのを知っているか?」 ふと加賀に尋ねる 「確か、東京から下関を経由して満州に伸びる時速160キロを超える交通手段だった と記憶してるわ。でも顛末は知らない。沈んでしまったから」 昔の記憶を辿るように遠い眼をして答える加賀 「そう、これはその弾丸列車の延長なんだよ。」 「ところで、加賀、桜花は・・・。知らないか」 「ええ」 加賀か間髪入れずに答える。まぁ無理もない桜花が開発されたころ 加賀は冷たい海の中に居たのだから 「桜花は旧海軍が開発した“特別攻撃”用の兵器なんだ。北上やゴーヤが嫌がる“アレ”と同系列だな」 加賀が震えて講義をする 「それが、今何の関係があるのですか!“アレ”が意味する事。提督も割ってるはずで」 俺は加賀の抗議にかぶせるように言う 「この乗り物はな、その桜花を設計してしまい、苦しんだ開発者が開発に絡んでる」 「それに、加賀に搭載してるゼロ戦の開発者や陸軍の通信技師もだ」 加賀は完全におかんむりだった 「では、何故提督はこんな危険な兵器でくつろいでいるのですか!!」 「だからだ、彼らはこの乗り物を設計する時に『もう二度と人殺しはしない この乗り物に乗った人は何があっても死んではならない。絶対に安全なもの作る』 と心に固く誓ってこの乗り物を作ったそうだ。 そして、それらの指揮を執った人物は弾丸列車を夢を持ちつつ、志半ばで散った 者の息子だったという」 加賀は黙って聞いている 「彼らの思いが強かったからは知らないが、大きな地震が直撃し、ボディーマウントしつつも この乗り物は誰も犠牲者を出さなかったと言いう逸話もある」 加賀も頷きながら 「私も、昔は皆を守りたかったから必死に戦った。この子(ゼロ戦)を作った人も 私が居なくなってから、守りたいものを必死に守れる子を作っていたのね」 とつぶやいた 乗り物か軽快な音楽を鳴らす そののち女性の声が流れ始める 『まもなく、広島です。山陽線、呉線、可部線、芸備線はお乗換えです。 今日も、新幹線をご利用くださいまして、ありがとうございました。』 もうそろそろ、降りる支度をしなくては 「なぁ、加賀。50年の長い間、地震の直撃を受けてもなお、乗客が一人も死んでないんだ それは、誇れることだろう?桜花をゼロ戦を開発して多くの人を殺したとひどく後悔した彼ら への供養とならないか?」 加賀は冷静さを取り戻し 「そうね、きっと」 それだけ言ってドアを出る。 かつて、戦火の中多くの人の悲しみをこだまさせた技術は 時を経て日本を照らすひかりとなった 1964年からこの国を照らしているひかりは、やがて大きなのぞみとなり この、みずほの国とも呼ばれる日本を照らし続けている。 「なぁ、加賀その・・・。ありがとう。この国を守ってくれて。 そして、これからは深海棲艦の駆逐の為にまた力を貸してほしい」 ぼそっと俺がつぶやく あの戦いを知らない俺が言うのはルール違反かもしれないが・・・。 「抵当。その言葉で十分です」 いつもは表情が硬い加賀もこの時ばかりは満開のさくらのような笑顔を返してきた +後書き 40 :6-632:2014/04/19(土) 22 49 35.22 ID 1AcVbCPh と、いうことで完全自己満足な「アレ」を書きました。 はい、「しまかぜ」の時と同じように「鉄ヲタ提督シリーズ」ですが 多少史実を湾曲させてます 桜花の設計者→0系新幹線の車体をデザインした ゼロ戦の設計者→正確にはゼロ戦の試験飛行中に発生した空中分解事故の原因を特定した人 →脱線事故に対してゼロ戦と同じ原理で発生する可能性を見出し台車につけるバネの改良 陸軍の人→ATC(列車の車間距離などを計算してコントロールする装置)の生みの親(2014年現在ご存命) 特にゼロ戦の人は目の前で海軍航空隊員を事故で亡くし桜花の人は桜花の「アレ」的運用に反対だったので 「新幹線は絶対に安全でなければいけない。もう誰も死なしてはならない」と口を酸っぱくして言っていたそうです。 加賀さんをいチョイスしたのは、わが艦隊一の空母だから・・・。 では乱文失礼しました